お問い合わせはこちら

TEL:047-409-3729

目の病気について

Q&A目の病気についてQ&A

見え方に関する病気

白内障とは

目の中のレンズの役割を持つ水晶体が白く濁ることで外からの光が通りにくくなってしまい、視界がぼやけたり、霞み、眩しさを感じる、視界が暗くなる、物が二重に見えるなどの症状を引き起こす目の病気の一つです。主な原因は加齢によるもので、早い方だと40歳から発症することもあります。発症した場合は投薬で進行を抑えるか、日帰り治療も可能な手術を行うのが一般的です。放置しても直接失明には繋がりませんが、失明率トップの緑内障を引き起こす原因にも繋がります。

緑内障とは

物を見る時に目から脳に情報を伝える器官“視神経”が傷つき視界に影が出来るなど、部分的に失明症状を起こす目の病気です。主な原因は加齢によるもので、40歳以上の約30人に1人が発症しているとも言われています。一度傷ついた視神経が元に戻ることは無く、失われた視界は元に戻りません。そのまま放置すると視界はどんどん奪われ、最悪の場合失明に繋がります。治療方法は病気の進行を抑える点眼薬やレーザー治療によって眼圧を下げる方法がありますが、完全治療は困難です。普通視界は2つの目の情報を合わせて認識しているので片方の目が見えていなくても気づかない人も多いため、40歳を過ぎたら半年に1回程度の定期検診をおすすめします。

網膜剥離とは

眼球の内側の網膜という器官に穴が開いてしまい、そこに硝子体の組織が入り込んで膜が剥がれ、急激な視力の低下や、最悪の場合失明に至ることもある目の病気の一つです。網膜剥離の前兆症状としてよく起こる目の病気に、目の前にゴミが浮いているように見える飛蚊症や、視界の一部に光が走って見える光視症といった病気が現れることがあります。網膜剥離は外観から診察しただけでは判断が出来ない為、眼底検査が必要となります。瞳孔を拡大する目薬を使用する場合がありますが、目薬後は数時間続きます。瞳孔が開いているとピントが合いにくくなり、通常よりも眩しさを感じるため、検査後の運転は大変危険ですので、診察時は公共の交通機関や家族連れでの受診を心がけたほうがいいかと思います。
違和感やかゆみ

ドライアイ(乾燥性結膜炎)とは

人間の目には涙で常に覆われていて、瞬きすることで涙を循環させて目の渇きを抑えていますが、ドライアイ(乾燥性結膜炎)はその涙の量が不足したり、涙に含まれる油分が足りないなどが原因で、目の乾燥を引き起こす病気の一つです。乾燥により異物感を感じたり、充血、霞み目、目の疲れといった症状が起こり、重度の場合目の痛みや視力の低下にもつながります。加齢の他、パソコンやスマートフォンの使用による瞬きする回数の減少、エアコンによる乾燥、長時間のコンタクトレンズの使用などが原因で起こります。

飛蚊症とは

目の中の硝子体の濁りが影絵のように影を作ることにより、あたかも目の前に蚊やホコリのような物が飛んでいるように見える目の病気の一つで、あらゆる年齢層で起こります。主に誰にでも起こる可能性がある生理的飛蚊症の場合は治療の必要はありませんが、視力に関わる重要な病気の一つ『網膜剥離』が原因になっている可能性もありますので、早期発見のために検査することをおすすめします。痛みもなく軽く見られがちな飛蚊症ですが、視力の低下や失明に至る恐れもありますので、頻繁に症状を感じたり、影が大きくなった場合は眼科の受診を行いましょう。

はやり目とは

ウイルス性結膜炎や流行性角結膜炎とも呼ばれるはやり目は、アデノウイルスの感染によって激しい充血と痛み、目やにが出るなどの症状を引き起こす目の病気の一つです。接触感染による感染力が非常に強く、感染者が触ったものを別の人が触り、その人が目を擦るなどの行為で、高い確率で感染します。まぶたの裏側がブツブツと腫れる炎症反応が出るので、異物感や痒み、コンタクトレンズが頻繁にズレるといった症状も起こります。はやり目に直接効く薬は無く、学校保健法で『医師が感染の恐れがないと判断するまで出席不可』である第三種に指定されているので、感染した時の治療は主に自宅待機です。一般的に1~2週間で治る場合が多いですが、重症の場合は1か月程度かかる場合もあります。

眼瞼下垂とは

まぶたが下がってきて視界が狭まり、見えにくくなる他、肩こりや頭痛、疲れやすくなるといった症状を引き起こします。その原因は、上まぶたを上げる筋肉の力が弱まったり傷つくことにより、まぶたが垂れ下がってしまうことです。生まれつき眼瞼下垂の場合弱視になりやすい為、予防のために手術することもあります。大人になってから起こる眼瞼下垂はハードコンタクトレンズを長年使用している方に起こりやすい症状で、まぶたを吊り上げる腱の部分が弱っていたり傷ついている場合があります。また、眼瞼下垂に似た症状の偽眼瞼下垂があり、偽物はまぶたの皮がたるんでしまったり、眉の筋肉の低下、まぶたが痙攣している場合などがあります。
腫れや目やに

ものもらい・麦粒腫とは

まぶたの裏が赤く腫れあがり、痛みや痒みが出たり、目やに、充血などの症状を引き起こす目の病気です。汚れた手で目を擦ったりすることでまぶたの中にある分泌腺から細菌が入ることが原因で起こる症状です。ものもらいと聞くと感染すると言われることがありますが、実際には伝染性はありません。治療方法としては抗菌作用のある点眼薬を使用する方法が一般的ですが、症状が重い場合には軟膏の塗布や、切開して排膿する場合もあります。

霰粒腫・めいぼとは

まぶたの奥にある涙の成分を分泌する脂腺(マイボーム腺)が詰まることで炎症を起こし、異物感や痛みを引き起こす目の病気です。初めにまぶたの腫れと軽い痛みが現れ、数日後丸くて痛みのないニキビのような固いしこりが出来ます。このしこりが徐々に大きくなり、眼球を圧迫して目が霞んだり、まぶたが重く感じることがあります。殆どの場合治療しなくても2~8週間で自然に治りますが、油の塊のようなものが詰まっているのが原因なので温めたタオルなどをあてると膿を溶かして早く消失することがあります。

角膜炎とは

角膜(黒目の部分)が何かしらの原因で炎症を起こし、目の痛み、異物感、充血、流涙、眩しさ、霞み目などの症状を引き起こす目の病気の一つです。角膜炎の原因としてコンタクトの関係性は高く、乾燥や長時間使用、装着したままの睡眠による傷による傷や、不潔な手での付け外し、不十分なレンズケア、不衛生なレンズケースを使用するなどのウイルス性のあるものがあります。自覚症状が強く出るので気づきやすい病気ですが、放置すると視力障害が残る場合もありますので、早めに眼科での診断と治療をおすすめします。
タイトルとURLをコピーしました